小玉の祭壇優良知識Diary

宗教によって異なる葬儀の際の祭壇と供花

2017年10月17日
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葬儀は日本において昔から執り行われてきた故人とのお別れの場となりますが、日本の場合は仏式タイプが一般的となっています。そのため葬儀の内容も仏式を取り入れている家庭がとても多いです。ですがその他にも神式タイプやキリスト教式タイプなどで葬儀を執り行う場合があります。

宗教によってそれぞれ弔問客として参列する際のマナーにも違いがありますが、葬式のさいの祭壇や供花にも違いがあります。まず祭壇ですが仏式の場合は白木が一般的に使用されています。戦前までは白木を使用した棺に入れてお墓に運んでいましたが、戦後からは形を変えて祭壇として使われるようになりました。

次に神式の場合ですが仏式と同じように使用するのは白木になりますが、作り方自体が異なります。大きな特徴となるのは三種の神器とされている鏡と刀と勾玉を飾ります。神道での葬儀の場合はこの3つは必ず飾ることが決められています。

キリスト教式の場合はあえて何かで作るという事はせず、教会に白いクロスで飾り付けを行う程度でとてもシンプルになります。周りに飾る供花の違いですが、基本的には宗教によって大きな違いは殆どありません。ただし傾向として仏式の場合はユリや菊の他にカーネーションの他、故人が生前好きだった種類を飾る事もあります。

神式の場合もユリや菊などのを使用しますが、基本的に白をメインとしたもの使用され特に菊を多く使用する傾向が強いです。キリスト教式の場合はユリや菊の他にカーネーションも使用されますが、色は白に拘らずうすいピンクなども使用されます。また使用するのは生花が基本になります。